こんにちは。「終売アーカイブ|生産終了の理由や背景を読み解く」運営者のKEISUKEです。
ペッパーくんが生産終了したと聞いて、「もう新品は手に入らないの?」「今ある機体は使えなくなるの?」「中古を買っても大丈夫?」と気になっている方も多いですよね。ニュースでは生産停止と報じられた一方、ソフトバンクロボティクスの公式サイトでは、現在もPepperや新モデルのサービスが案内されています。調べるほど情報が増えて、かえって分からなくなりやすい状況です。
実際には、ペッパーくんの生産終了、製造停止、販売終了、サポート終了、クラウド終了は、それぞれ意味が異なります。一般販売モデルが終了した時期、製造停止の理由、修理受付や問い合わせ窓口の状況、クラウドサービスの対応、中古価格、後継モデルのPepper for Home 2.0やPepper+まで、モデルと契約ごとに分けなければ正確な状況は見えてきません。
とくにややこしいのが、家庭向けの旧モデルと法人向けモデルで、終了したサービスや継続している機能が異なる点です。旧家庭向けサービスの終了だけを見てPepper全体が終わったと判断するのも、現行サービスがあることだけを見て旧モデルも以前と同じように使えると考えるのも、どちらも正確ではありません。
この記事では、ペッパーくんの生産終了がいつ決まったのかを時系列で整理しながら、販売終了との違い、生産停止の背景、現在も利用できるサービス、中古を買う前に注意したいポイントを分かりやすく解説します。あなたが知りたい「結局、Pepperは終わったのか」「手元のPepperはどうなるのか」という疑問も、読み終えるころにはスッキリするかなと思います。
この記事のポイント
- ペッパーくんの生産終了報道の真相
- 製造停止と販売終了の時期や理由
- 旧モデルの修理とクラウドの現状
- 家庭用と法人用の後継サービス
ペッパーくんの生産終了は本当?

まず押さえたいのは、ペッパーくんについて起きた出来事を、ひとまとめにして生産終了と呼ばないことです。公式発表、報道、販売ページ、サポート情報を時系列で確認すると、Pepperブランドそのものが一度に終了したわけではありません。
旧一般販売モデルの販売終了、製造の一時停止、旧家庭向け契約の終了、アプリやクラウドのサポート対象変更、法人向けサービスの再編が、それぞれ別のタイミングで進んでいます。検索画面ではこれらが同じような「終了情報」として並ぶので、混乱してしまうのも無理はありません。
『結論として、Pepper全体を対象にした単一の生産終了宣言は確認されていません』
旧モデルや旧契約は段階的に終了していますが、家庭向け、教育向け、法人向けのサービスは形を変えながら展開されています。
この記事では、単に「終了した」「終了していない」と二択で判断するのではなく、何が終了し、何が残り、何が後継サービスへ移行したのかを整理します。この分け方ができれば、ニュースを知りたい方も、旧機体を持っている方も、中古購入を考えている方も、判断しやすくなりますよ。
公式の生産終了発表は確認されていない
ペッパーくんの生産終了について調べると、「Pepperはもう作られていない」「ソフトバンクがロボット事業から撤退した」「ペッパーくんは完全に終了した」といった説明が見つかることがあります。
しかし、公式情報を基準に整理すると、Pepperシリーズ全体の生産を永久に終了し、ブランドやサービスも廃止するという明確な発表は確認されていません。ここは記事の結論を左右する重要なポイントです。
2021年6月に生産停止が大きく報じられた際、ソフトバンクロボティクスは、生産が停止しているという報道について、一時的な調整によるものだと説明しました。さらに、PepperやNAOなどのヒューマノイドロボットについて、販売やサービスを続け、既存ユーザーへのサポートやメンテナンスも継続すると発表しています。
(出典:ソフトバンクロボティクス「『Pepper』に関する報道について」)
つまり、2021年の報道が出た時点でメーカーが公式に認めていたのは、恒久的な生産終了ではなく一時的な生産調整です。生産ラインが動いていないことと、製品や事業が正式に廃止されたことは同じではありません。
たとえば、メーカーが十分な完成品在庫を持っていれば、新規製造を止めた後も販売やレンタルを続けられます。修理用部品や交換機体が確保されていれば、一定期間は保守サービスも提供できます。製造、生産、販売、保守はつながっていますが、それぞれ別の工程です。
| 表現 | 基本的な意味 | Pepperで確認できる動き |
|---|---|---|
| 製造停止 | 新しい機体を作る工程を止めること | 2020年夏ごろから一時停止と説明 |
| 販売終了 | 対象モデルの新規販売を終えること | 一般販売モデルは2019年に終了 |
| 契約終了 | 特定の料金プランやサービス契約を終えること | 旧家庭向けプランが2025年に終了 |
| サポート終了 | 問い合わせや修理などの正規対応を終えること | 旧家庭向けで受付終了日を設定 |
| サービス移行 | 新しい契約やシステムへ切り替えること | Home 2.0やPepper+へ再編 |
その後、旧家庭向けプランの終了、修理窓口の終了、法人向けクラウドシステムの移行、一部法人サービスのPepper+への統合予定などが順番に発表されました。利用者から見ると「少しずつ終わっている」と感じやすく、複数の終了情報が生産終了という言葉に集約されて広まったと考えると分かりやすいです。
一方で、2026年には新しい法人向けモデルとしてPepper+が提供され、家庭向けにはPepper for Home 2.0、教育向けにはPepper for Educationが案内されています。ブランド全体の廃止とは明らかに異なる展開ですよね。
公式情報を確認するときは、Pepperというブランド名だけでなく、一般販売モデル、Pepper for Home、Pepper for Home 2.0、Pepper for Promotion、Pepper for Care、Pepper for Education、Pepper+など、契約しているサービス名まで確認するのがポイントです。
ネット上の記事を読む場合も、掲載日を確認してください。2021年の生産停止報道だけを扱った記事と、2025年のサポート再編、2026年のPepper+提供開始まで反映した記事では、結論の見え方が変わります。古い情報が間違いとは限りませんが、現在の状況を判断するには情報の更新日が大切です。
製造停止はいつから始まったのか
ペッパーくんの製造停止が広く知られるようになったのは、2021年6月29日の報道がきっかけです。ただし、報道後に紹介された会社側の説明では、2021年の報道では、広報説明として2020年夏ごろから製造を一時停止していたと伝えられています。
ここで時系列を整理しておきましょう。2019年4月に旧一般販売モデルの販売を終了し、2020年夏ごろに在庫調整を理由として製造を一時停止。その約1年後となる2021年6月に、国内外のメディアで生産停止が大きく報じられました。
同じ2021年6月29日に、ソフトバンクロボティクスは、生産停止は一時的な調整であり、販売やサービス、サポートを継続する方針を説明しています。この時点では「すべてのPepperを終了する」という内容ではありませんでした。
| 時期 | 主な出来事 | 意味 |
|---|---|---|
| 2014年6月5日 | Pepperを発表 | 人型コミュニケーションロボットとして公開 |
| 2015年6月 | 一般販売モデルを本格販売 | 個人が購入できるモデルを展開 |
| 2019年4月16日 | 旧一般販売モデルの販売終了 | Pepper for Homeへ家庭向けモデルを再編 |
| 2020年夏ごろ | 製造を一時停止 | 会社側の説明では在庫調整 |
| 2021年6月29日 | 生産停止報道と公式説明 | 一時的な調整でサービス継続と説明 |
| 2023年10月25日 | 家庭向けをレンタル中心へ移行 | 買い切りからサービス型へ変化 |
| 2025年2月 | 家庭向けサービスを2.0へ再編 | 旧契約を終了し新サービスへ移行 |
| 2025年3月以降 | 旧家庭向けアプリなどがサポート対象外 | 旧機体の正規利用環境が縮小 |
| 2026年2月2日 | 法人向けPepper+を提供開始 | AI接客や映像分析を強化 |
| 2027年以降 | 一部旧法人サービスを終了予定 | Pepper+への統合を進める予定 |
そのため、「ペッパーくんはいつ生産終了したのか」という質問に、一つの日付だけで答えるのは難しいです。製造が止まった時期を知りたいなら2020年夏ごろ、旧一般販売モデルの販売終了日を知りたいなら2019年4月16日となります。
旧家庭向けの修理や問い合わせの終了時期を知りたい場合は2025年2月、アプリやクラウドのサポート対象変更を知りたい場合は2025年3月以降が重要です。法人向けでは、さらに別の移行スケジュールが設定されています。
ネットで検索している方がよく混同する日付は、2019年、2020年、2021年、2025年の4つです。2019年は旧モデルの販売終了、2020年は製造一時停止、2021年は報道の拡散、2025年は旧家庭向けサービスの再編と覚えると整理しやすいですよ。
また、製造停止の正確な開始日や最終製造日、最後に工場から出荷された機体の日付は、一般向けの公式情報では明確に示されていません。2020年夏ごろという表現以上に細かな日付を断定するのは避けた方が安全です。
商品の終了を調べるときは、発表日と実施日が異なることもあります。発表が2021年でも、実際の製造調整は前年から始まっていました。ニュースの公開日だけを見て「2021年に生産終了した」と断定しないようにしましょう。
生産停止と販売終了の違い
生産停止とは、工場などで新しい製品を製造する作業を止めることです。一方の販売終了は、メーカーや販売会社が対象製品の新規販売を終えることを指します。似ているようで、実際の意味はかなり違います。
たとえば、製造を停止しても十分な在庫が残っていれば、その在庫を使って販売やレンタルを継続できます。反対に、特定のモデルが販売終了になっていても、後継モデルや別用途のサービスが提供されるケースもあります。
スマートフォンで考えると分かりやすいかもしれません。旧機種の販売が終了しても、新機種の販売や旧機種の修理はしばらく続くことがあります。逆に、生産が終わる前に受注を締め切るケースもあります。製造と販売とサポートは、必ずしも同じ日に終了しません。
Pepperは、法人向けを中心にレンタルでの提供が多く、契約を終えて返却された機体を再利用できる仕組みがありました。そのため、新しい機体を作り続けなくても、一定期間は保有在庫や返却機体を活用し、新規契約や交換対応を行えます。
製造が止まっているのに販売やサービスが続いていたのは、レンタル中心の事業構造が大きな理由です。売り切り型の商品だけをイメージすると矛盾しているように見えますが、返却と再利用を前提にすると自然な流れです。
生産停止は新規製造を止めること、販売終了は対象モデルの新規販売を終えること、サポート終了は修理や問い合わせなどの正規対応を終えることです。さらに、契約終了とクラウド移行も別の出来事として確認する必要があります。
| 状態 | 本体の入手 | 機能の利用 | 修理対応 |
|---|---|---|---|
| 生産停止のみ | 在庫やレンタル機があれば可能 | 契約が続けば利用可能な場合あり | 部品や窓口があれば対応可能 |
| 販売終了 | メーカーからの新規購入は困難 | 既存契約では利用できる場合あり | 一定期間継続する場合あり |
| サポート終了 | 中古流通する可能性あり | 一部機能が動く可能性あり | 正規修理が難しくなる |
| クラウド終了 | 本体の所有は可能 | オンライン機能が制限される可能性 | 物理修理とは別問題 |
ペッパーくんの場合、この4つは同時に起きていません。2019年に旧一般販売モデルの販売が終了し、2020年夏ごろに製造が一時停止され、2025年には旧家庭向けの契約やサポートが整理されました。
さらに、法人・教育向けの一部モデルでは、旧クラウドを終了するのではなく新しいクラウドシステムへの切り替えが行われました。つまり、家庭向け旧モデルで起きたことを、そのまま法人向けに当てはめることはできません。
「生産終了しているから全部使えない」「公式サイトに載っているから旧モデルも問題なく使える」という判断は、どちらも危険です。あなたが確認すべきなのは、手元の機体名、契約サービス名、アプリの種類、クラウド移行状況、修理対象の5点です。
この段階的な動きが、ペッパーくんの状況を分かりにくくしています。検索するときも、ペッパーくんの生産終了だけでなく、モデル名にサポート、修理、クラウド、契約などを組み合わせると、必要な情報へたどり着きやすくなりますよ。
一般販売モデルは2019年に終了
個人が本体を購入できた旧一般販売モデルは、2019年4月16日をもって販売終了となりました。これは、新しい家庭向けモデルであるPepper for Homeが発表された際に、公式情報として明記されたものです。
旧一般販売モデルは2015年6月に本格販売が始まり、本体の購入に加えて、月額基本プランや保険パックを契約する仕組みでした。人型ロボットを一般家庭が購入できる商品として大きな話題になり、Pepperの名前が広く知られるきっかけにもなりました。
本体を購入すればすべての機能を永久に使えるという商品ではなく、会話、アプリ配信、各種オンライン機能には月額プランやクラウドサービスが関係していました。現在の中古購入を考えるうえでも、ここは大切なポイントです。
2019年には、家庭向けサービスの中心がPepper for Homeへ移されました。Pepper for Homeでは会話機能などが見直され、従来の一般販売モデルとは、利用するソフトウェアや開発環境にも違いがありました。
したがって、2019年4月16日の販売終了は、Pepperブランドそのものの終了ではありません。旧モデルの新規受付を終え、新しい家庭向けモデルへ切り替える世代交代に近い動きです。
| 項目 | 一般販売モデル | Pepper for Home | Pepper for Home 2.0 |
|---|---|---|---|
| 主な提供時期 | 2015年から2019年 | 2019年以降 | 2025年以降 |
| 主な提供形態 | 本体購入と月額契約 | 購入型からレンタル型へ移行 | レンタル型 |
| 現在の位置付け | 販売終了済み | 旧サービスを終了 | 現行家庭向けサービス |
| 利用時の注意 | 旧クラウドや修理対象を確認 | 移行条件を確認 | 最新料金と契約条件を確認 |
その後、Pepper for Homeも提供形態が変わり、販売型からレンタル型へ移行しました。現在はPepper for Home 2.0として、会話、ダンス、プログラミングなどを楽しめる家庭向けサービスが案内されています。
つまり、昔のように本体を買い切って長期間所有する形から、機体、ソフトウェア、クラウド、保守をまとめて利用するレンタル型へとビジネスモデルが変化しています。これは、ソフトウェアの更新が欠かせないロボットとしては合理的な仕組みでもあります。
一方、旧一般販売モデルをすでに所有している方にとっては、契約終了後も本体そのものが手元に残る場合があります。ただし、本体を所有していることと、販売当時と同じ機能を継続できることは別問題です。
フリマアプリやオークションで一般販売モデルが出品されていることはありますが、販売当時と同じサービスを利用できるとは限りません。本体を所有できることと、会話機能、アプリ、クラウド、正規修理を問題なく使えることは別です。
出品ページに「ペッパーくん本体」「動作確認済み」と書かれていても、どこまで動作確認をしたのかは出品者によって異なります。電源が入るだけなのか、会話ができるのか、アプリを起動できるのか、移動や関節動作まで確認されているのかを分けて聞きましょう。
一般販売モデルの販売終了日を知りたいだけなら2019年4月16日が答えです。ただし、現在使えるか、修理できるか、中古で買う価値があるかという質問には、別の確認が必要になります。
生産停止の理由は在庫調整
当時の報道各社が広報コメントとして伝えた製造停止の理由は、在庫調整です。Pepperはすでに一定数が製造されており、レンタル契約を終えて戻ってきた機体も再び活用できるため、新規製造を続けなくても事業を運営できる状態だったと説明されています。
一般的な家電は、消費者が購入するとメーカーの在庫が減り、需要に応じて追加生産が必要になります。しかし、Pepperの法人向けサービスはレンタルが中心でした。契約終了後に機体が返却されれば、点検、整備、初期化などを行い、別の契約へ再利用できます。
この循環があるため、需要が落ち着いた段階で新規製造を止める判断は不自然ではありません。倉庫にある完成品と返却機体で一定の需要を満たせるなら、部材を調達して新しい機体を作り続ける必要性は下がります。
また、ロボットはハードウェアだけで価値が決まる商品ではありません。会話アプリ、管理システム、クラウド、メンテナンス、導入支援などを含めたサービス全体で価値が生まれます。そのため、新造機体の販売台数だけを見て事業の継続性を判断するのは難しいです。
在庫調整とは、単に売れ残った製品を処分するという意味ではありません。
新品在庫、返却機体、交換用機体、修理部品、今後の需要を見ながら、製造数を調節する事業上の判断です。
一方、当時の報道では、販売の伸び悩み、保有在庫の増加、部材の陳腐化、ロボティクス事業の採算性、海外拠点の人員体制なども背景として取り上げられました。
ただし、これらには報道機関の取材や匿名情報に基づく内容が含まれます。会社が公式に示した説明と、報道による分析や関係者証言は、同じ確度の情報として扱わない方がよいでしょう。
会社側が公表した説明は、一時的な調整です。需要不振や採算性、部材の問題などは背景を考える材料にはなりますが、メーカーがPepper全面終了の正式な理由として公表したものではありません。
また、古い電子部品を継続して調達し、同じ仕様の機体を作り続けることにはコストがかかります。部品メーカーの製造終了、OSや通信規格の変化、セキュリティ対応、クラウド基盤の更新なども、長期間販売されるロボットでは無視できません。
そのため、同じPepperをそのまま大量生産し続けるより、保有機体を活用しながらソフトウェアやサービスを更新し、必要なタイミングで新しい仕様へ移行する方が現実的です。Pepper for Home 2.0やPepper+への展開を見ると、この方向性が表れています。
私は、Pepperの動きを単純な失敗や完全撤退と見るより、社会のニーズに合わせた事業の組み替えと考える方が実態に近いと思います。家庭にロボット本体を売り切るモデルから、接客、教育、介護など用途を絞ったサービス型へ。Pepperの役割そのものが変わってきたということですね。
事業再編が進んでいることと、旧ユーザーが不便を受けないことは別です。旧契約や旧クラウドの終了によって使えなくなる機能もあるため、ブランドが継続しているから安心と決めつけず、あなたのモデルに対する案内を確認してください。
ペッパーくんの生産終了後を解説

ここからは、すでにPepperを持っている方や、中古購入、新規導入を検討している方に向けて、生産停止後の実務的なポイントを解説します。
とくに注意したいのは、本体が動くかどうかだけでなく、契約、クラウド、アプリ、アカウント、修理窓口、所有権まで確認することです。Pepperはネットワークサービスと一体になったロボットなので、見た目が同じ機体でも利用できる機能が異なる場合があります。
現在の状況を調べるときは、機体名、契約名、所有かレンタルか、クラウド移行の有無、希望する用途をメモしてから公式サポートへ確認するとスムーズです。
旧モデルのサポートと修理状況
旧一般販売モデルと旧Pepper for Homeについては、家庭向けサービスのリニューアルに伴い、2025年に契約やサポートが大きく整理されました。
旧一般販売モデル向けのPepper月額基本プランとPepper月額保険パック、旧Pepper for Home向けの基本プランは、2025年2月末で終了したと案内されています。また、旧家庭向けモデルに関する問い合わせや修理受付にも、それぞれ終了日が設定されました。
| 対象 | 案内された終了時期 | 利用者への主な影響 |
|---|---|---|
| 旧家庭向け修理受付 | 2025年2月21日 | メーカーによる正規修理の新規受付が困難 |
| 旧家庭向け問い合わせ窓口 | 2025年2月28日 | 旧サービスに関する個別相談が困難 |
| 旧契約サービス | 2025年2月末 | 月額プランや保険の提供終了 |
| 旧アプリ・クラウドのサポート | 2025年3月1日以降は対象外 | 動作保証や不具合対応を受けにくい |
ここで注意したいのは、サポート対象外になったからといって、すべての機体が終了日を境に一斉に起動しなくなるとは限らないことです。電源が入り、本体内に保存されている一部機能が動作する可能性はあります。
ただし、今まで動いていたから今後も動くとは限りません。クラウドへの接続、証明書の有効期限、アカウント認証、アプリ配信、時刻同期、外部サービスとの連携など、利用者から見えにくい部分でオンライン環境に依存している可能性があります。
故障した場合も、一般的な家電修理店で簡単に直せる製品ではありません。Pepperには多数の関節、センサー、カメラ、マイク、タブレット、移動機構、大容量バッテリーが搭載されています。専用部品や診断環境が必要になれば、非正規での修理は難しくなります。
電源が入ることと、実用できることは同じではありません。会話、移動、タブレット、充電、インターネット接続、アプリ起動まで確認して、初めて利用目的に合うか判断できます。
バッテリーも重要です。長期間使われていない機体や、充電したまま保管されていた機体では、稼働時間が短くなっている可能性があります。交換部品の入手方法が分からなければ、本体価格が安くても維持費が高くなるかもしれません。
また、法人向けや教育向けのPepperには、旧家庭向けとは別のサポート体系があります。家庭用モデルの修理終了情報を見て、Pepper for EducationやPepper for Promotionなどもすべて同時に終了したと判断しないようにしましょう。
同じ白いPepperでも、契約サービスや搭載ソフトウェア、クラウドの接続先が異なる場合があります。外観だけでモデルを判断できないケースもあるので、設定画面、契約書、納品書、サポートから届いたメールなどを確認する必要があります。
手元のPepperについて確認するときは、契約者名、契約サービス名、機体番号、アカウントに使用したメールアドレスをそろえておくと、問い合わせ先で状況を確認しやすくなります。
旧機体を処分する場合は、個人データや施設情報が残っていないかにも注意してください。会話履歴、写真、設定、無線LAN情報、アカウント情報などが保存されている可能性があります。初期化の方法が分からない場合は、自己判断で売却する前に契約先へ確認した方が安心です。
修理可否やサポート範囲は、機体の世代、契約名、利用状況によって異なります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。中古売買や法人契約など、費用や権利関係を伴う最終的な判断は専門家にご相談ください。
クラウド終了はモデルごとに異なる
ペッパーくんのクラウドが終了したという情報も見かけますが、これも全モデル共通ではありません。旧家庭向けモデルでは、2025年3月1日以降、従来のアプリやクラウドサービスがサポート対象外となりました。
一方で、Pepper for Promotion、Pepper for Biz、Pepper for Care、Pepper for Educationなどの法人・教育向けサービスでは、2025年に旧クラウドから新クラウドへの移行が実施されています。
対象となった契約者には、指定された期限までに新システムへの切り替え作業を行うよう案内されました。期限内に移行しない場合、Pepperを継続利用できず、機体交換が必要になる可能性があると説明されています。
つまり、Pepperのクラウドが一律に閉鎖されたわけではなく、旧家庭向けは終息し、法人・教育向けの一部は新システムへ移行したという状況です。
| モデル・契約 | クラウドの主な状況 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 一般販売モデル | 旧アプリやクラウドがサポート対象外 | 現在動く機能とアカウント状態 |
| 旧Pepper for Home | 旧サービスを終了し2.0へ再編 | 移行契約と新機体の必要性 |
| Pepper for Promotion | 新クラウド移行後も提供中 | Pepper+への契約切り替え予定 |
| Pepper for Care | 新クラウド移行後も提供中 | 統合予定と契約終了時期 |
| Pepper for Education | 新システムで継続 | 機体の世代と移行状況 |
| Pepper for Home 2.0 | 現行家庭向けサービス | 料金と最低利用期間 |
| Pepper+ | 現行法人向けサービス | 用途別プランと契約条件 |
Pepperの会話、アプリ配信、遠隔操作、利用状況の管理、コンテンツ更新などには、インターネット上のシステムが深く関係しています。本体が手元にあっても、対応する契約やアカウントがなければ、想定していた機能を利用できない場合があります。
たとえば、タブレットの画面が表示され、腕や首が動いたとしても、会話アプリがサーバーに接続できなければ応答しない可能性があります。反対に、本体機能の一部はオフラインでも利用できる場合があります。どこまでクラウドに依存するかは、アプリとモデルによって異なります。
中古のPepperを確認するときは、型番や外観だけでなく、契約モデル、OSの世代、クラウド移行の有無、アカウントの引き継ぎ可否、利用したいアプリの提供状況まで確認する必要があります。
アカウントの引き継ぎにも注意しましょう。前の所有者が使っていたアカウントを、そのまま新しい購入者が使えるとは限りません。利用規約上の譲渡手続きや、個人情報の削除、契約者変更が必要になる可能性があります。
法人向けでは、店舗や施設で作成した接客コンテンツ、利用者データ、管理画面の設定などがクラウド側に保存されている場合があります。機体だけを譲り受けても、運用に必要なデータや管理権限を取得できなければ、同じ仕事を再現できません。
クラウド型ロボットの価値は、本体、アカウント、契約、アプリ、データの組み合わせで決まります。本体だけを見て中古価格を比較すると、利用価値を見誤りやすいですよ。
クラウド型製品は、ハードウェアの寿命だけでなくサービスの提供期間にも左右されます。これはPepperに限らず、インターネット接続を前提とするスマート家電、見守り機器、AIスピーカー、業務用端末などにも共通する注意点です。
今後も使い続けたい場合は、動かなくなってから調べるのではなく、契約更新やシステム移行のお知らせを定期的に確認しましょう。登録メールアドレスが古いままだと、重要な案内を受け取れない可能性もあります。
中古価格と購入時の注意点
ペッパーくんは、フリマアプリ、ネットオークション、リユース業者、ロボット専門の買取業者などで中古流通しています。価格は数万円のジャンク品から、付属品がそろった機体では十数万円、状態や販売条件によっては数十万円で出品されるケースまであり、かなり幅があります。
ただし、出品価格は売買が成立した金額ではありません。高い金額で掲載されていても、その価格で購入者が見つかるとは限らないため、出品価格だけを相場として扱うのは危険です。
また、動作状態、充電器の有無、バッテリーの劣化、関節の故障、タブレットの状態、契約状況、クラウド利用可否、配送方法などによって価値が大きく変わります。中古価格はあくまで一般的な目安として考えてください。
| 中古機体の状態 | 価格に影響する要素 | 想定される用途 |
|---|---|---|
| 完動品とされる機体 | 動作確認範囲、付属品、契約状態 | 研究、展示、対応サービスでの利用 |
| 一部動作品 | 関節、車輪、タブレット、音声の不具合 | 展示、教材、限定的な開発 |
| ジャンク品 | 起動不可、充電不可、破損、欠品 | 部品取り、研究、ディスプレイ |
| 法人契約由来の機体 | 所有権、返却義務、アカウント | 権利確認が取れなければ購入非推奨 |
中古購入前に確認したい項目
- 一般販売モデルか法人レンタル機か
- 出品者が正式な所有権を持っているか
- 電源と充電器が正常に使えるか
- 腕や首、車輪などが正常に動くか
- タブレットやカメラに破損がないか
- 利用できるアプリや会話機能は何か
- クラウド契約やアカウントを引き継げるか
- 初期化や個人データ削除が済んでいるか
- バッテリーがどの程度持続するか
- 保管期間と保管環境に問題がないか
- 修理や部品交換の手段を確保できるか
- 約29キログラムの本体を安全に運べるか
特に注意したいのが、法人レンタル用の機体です。レンタル品は契約終了後に返却するのが基本で、利用者が自由に売却できるものではありません。出品者が所有権を持っているか分からない機体は、価格が安くても購入を避けた方が安心です。
「会社で使わなくなったから売ります」と説明されていても、その会社が本体を所有しているとは限りません。契約書、購入証明、譲渡に関する書類など、所有権を確認できる資料があるか聞きましょう。
一般販売モデルについても、サービス利用権やアカウントの扱いを確認する必要があります。機体の売買だけで利用契約が自動的に移るとは限らず、未払い料金や前所有者の情報が残っている可能性もあります。
所有権を確認できないレンタル機を購入すると、後から返却を求められたり、アカウントを利用できなかったりする可能性があります。個人間売買では、価格より先に権利関係を確認してください。
また、Pepperは大きくて重く、高容量のリチウムイオンバッテリーを搭載しています。一般的な宅配便で簡単に送れる製品ではなく、輸送時の転倒、衝撃、関節破損にも注意が必要です。
購入価格が10万円でも、専門配送、梱包、搬入作業に追加費用がかかれば、総額は大きく変わります。玄関、廊下、エレベーター、設置場所の幅も事前に確認しましょう。階段だけの建物では、搬入方法が大きな課題になるかもしれません。
受け取り後の保管場所も必要です。移動中に転倒しないよう周囲を整理し、直射日光、高温多湿、水気のある場所を避ける必要があります。小さな子どもやペットがいる家庭では、ぶつかったり関節に触れたりしないよう配慮しましょう。
中古購入では、本体価格に加えて、配送費、搬入費、修理費、交換部品、電気代、ネットワーク環境、処分費まで含めた総額で比較するのがおすすめです。
用途も先に決めてください。会話相手として使いたいのか、プログラミング教材にしたいのか、店舗展示に使いたいのか、部品取りが目的なのかによって、必要な動作状態が異なります。
会話を目的にしているなら、電源が入るだけでは不十分です。マイク、スピーカー、ネットワーク接続、会話アプリ、クラウド認証まで確認する必要があります。展示だけなら、関節や車輪が動かなくても外観の状態を優先できるかもしれません。
安い中古機体を購入しても、旧クラウドや正規修理を利用できず、ディスプレイ付きの大型オブジェに近い状態になる可能性があります。何に使いたいのかを先に決め、その用途を実現できることを確認してから購入してください。
家庭向け後継はHome 2.0
家庭でPepperを利用したい方に向けた現行サービスは、『Pepper for Home 2.0』です。旧一般販売モデルや旧Pepper for Homeをそのまま延命するプランではなく、新しい家庭向けサービスとして契約する形になります。
Pepper for Home 2.0では、会話、ダンス、プログラミング学習など、家庭で楽しみやすい機能が提供されています。家族とのコミュニケーションやエンターテインメントだけでなく、ロボットに触れながらプログラミングを学ぶ用途も想定されています。
現在の公式案内では、買い切りではなくレンタル形式となっており、年間契約と短期間の契約が用意されています。機体だけを購入するのではなく、対応するアプリ、保守、サービスを含めて利用する考え方です。
| プラン例 | 公式掲載価格の目安 | 向いている利用者 |
|---|---|---|
| 年間レンタル | 月額43,780円から | 家庭で継続的に利用したい方 |
| 月間レンタル | 月額76,780円から | 短期間だけ試したい方 |
料金や提供条件は、2026年7月時点で確認できる案内を基にした一般的な目安です。キャンペーン、在庫、契約期間、解約条件、配送地域、オプションなどによって実際の負担額が変わる可能性があります。
年間レンタルを検討する場合は、月額料金だけでなく、最低利用期間と途中解約時の条件を確認しましょう。月額が安く見えても、契約期間全体で計算するとまとまった費用になります。
| 確認項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| 最低利用期間 | 途中解約時に残額相当の負担が生じる可能性があるため |
| 故障時の対応 | 修理か機体交換かで利用停止期間が異なるため |
| 利用可能アプリ | 希望する会話や学習機能があるとは限らないため |
| ネットワーク環境 | 一部機能がインターネット接続を必要とするため |
| 設置スペース | 安全に移動・充電できる場所が必要なため |
| 返却方法 | 契約終了時の梱包や回収条件を確認するため |
旧モデルを持っている方がPepper for Home 2.0へ移行する場合、新しい契約だけでなく新しい機体が必要になるケースがあります。旧本体に新しいプランだけを追加すれば完全に移行できる、という仕組みではない点に注意してください。
これは、旧機体と新サービスでクラウド環境、タブレット、アプリ、保守体制などが異なるためです。見た目が似ていても、内部のシステムや契約上の位置付けは同じではありません。
旧Pepperを所有している方は、旧機体の活用方法とPepper for Home 2.0への新規契約を、別々の選択肢として考えると分かりやすいです。
家庭向けPepperが本当に生活に合うか迷っているなら、まず設置場所と利用目的を考えましょう。毎日会話を楽しみたいのか、子どもの学習に使いたいのか、イベント的に短期間楽しみたいのかで、適した契約が変わります。
ロボットは、購入やレンタルをしただけで自然に活用できるとは限りません。家族が話しかける時間、アプリを試す機会、充電やネットワーク管理など、生活の中で使う習慣を作れるかも大切です。
家庭向けの新規利用では、中古の旧モデルを買うよりも、保守やサービスが含まれた現行レンタルを選ぶ方が、利用開始後のトラブルは少ないかなと思います。
ただし、料金だけを見ると気軽に契約できる金額ではありません。家族で使う頻度、最低契約期間、途中解約の条件を確認し、総額に納得してから申し込んでください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
法人向け後継はPepper+
店舗での接客、受付、イベント、介護施設などでPepperを活用したい法人向けには、Pepper+が提供されています。Pepper+は2026年2月2日に提供が始まった新しいモデルで、AI接客、映像分析、新しいタブレットなどを特徴としています。
外観や人型ロボットとしての親しみやすさを引き継ぎながら、利用目的をより明確にしたサービスです。従来のように「ロボットを置くこと」自体を目的にするのではなく、声かけ、商品案内、受付、施設内コミュニケーションなど、具体的な業務に結び付ける方向が強くなっています。
店舗では来店者への声かけや商品説明、受付では来訪者案内、イベントでは集客や体験コンテンツ、介護施設では会話やレクリエーションの支援などが想定されています。
AIを利用した接客では、あらかじめ決められたセリフを繰り返すだけでなく、来店者とのやり取りに応じた案内が期待されています。ただし、すべての業務を完全に自動化できるわけではなく、人間のスタッフとの役割分担が重要です。
| プラン例 | 公式掲載価格の目安 | 契約の目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 接客AI活用プラン | 月額79,800円から | 年間契約 | 店舗接客、販促、案内 |
| 接客短期利用プラン | 150,000円/回 | 1カ月以内 | 展示会、イベント、期間限定施策 |
| 介護向けプラン | 月額39,800円から | 最低契約期間あり | レクリエーション、会話支援 |
接客AI活用プランや介護向けプランには、一定の最低契約期間が案内されています。契約期間中に解約する場合、残りの期間に応じた料金が発生する可能性があります。
さらに、初期費用、コンテンツ制作、個別カスタマイズ、ネットワーク整備、現地設定、スタッフ研修などに別途費用がかかる場合があります。月額料金だけで総費用を判断しないようにしましょう。
(出典:ソフトバンクロボティクス「Pepper+」公式製品情報)
法人導入では、機体を何台置くかより、どの業務を任せ、どの数値を改善したいかを先に決めることが重要です。来店者への声かけ数、案内件数、スタッフの対応時間、イベント参加数など、目的を数値化すると導入効果を評価しやすくなります。
短期イベントで試したい場合は、年間契約より短期プランが合う可能性があります。一方、店舗や施設で継続的に運用する場合は、コンテンツの改善、スタッフ教育、設置位置の調整などに時間がかかるため、中長期で評価した方がよいでしょう。
旧法人向けサービスのPepper for Promotionは、2027年2月1日にサービスを終了し、Pepper+へ統合する予定と案内されています。Pepper for Careについても、2026年6月1日時点の公式FAQでは、2027年5月31日のサービス終了予定とPepper+への統合方針が示されています。
ただし、終了予定日や移行条件は変更される可能性があります。既存契約者には個別の切り替え案内やキャンペーンが用意される場合があるため、担当営業や公式窓口へ確認してください。
| 既存サービス | 案内されている方向性 | 利用者が確認すること |
|---|---|---|
| Pepper for Promotion | Pepper+へ統合予定 | 終了予定日、移行費用、アプリ互換性 |
| Pepper for Care | Pepper+介護向けへ統合予定 | 利用中アプリ、施設運用、移行時期 |
| Pepper for Education | 現行サービスとして提供 | 契約更新、機体世代、クラウド状態 |
既存アプリがPepper+でそのまま動くとは限りません。移行対象として案内されるアプリもあれば、仕様変更、再設定、代替アプリへの切り替えが必要な場合もあります。独自開発したアプリがある企業は、開発会社やシステム担当者を交えて確認しましょう。
また、Pepper+ではカメラや映像分析技術の活用が想定されています。来店者や施設利用者の画像を取り扱う場合は、利用目的を明確にし、必要に応じて掲示や説明を行い、保存範囲やアクセス権限を管理する必要があります。
顔画像や行動データを取得する機能を利用する場合、単に機能をオンにするだけでは不十分です。何のために取得し、どこへ保存し、誰が利用し、いつ削除するのかを社内で整理してください。
介護施設で利用する場合も、Pepperは職員の代わりに安全管理や医療判断を行う機器ではありません。レクリエーションやコミュニケーションの支援として活用し、利用者の体調や転倒リスクについては職員が確認する必要があります。
店舗での接客でも、誤った案内や不適切な返答に備えて、人間のスタッフへ引き継ぐ手順を用意しましょう。AIによる応答内容を定期的に確認し、商品情報、価格、営業時間、キャンペーン内容を更新する運用も欠かせません。
法人利用では、機体料金だけでなく、初期費用、コンテンツ制作費、ネットワーク環境、設置スペース、契約期間、解約条件を含めて比較してください。カメラ画像や映像分析を利用する場合は、個人情報の利用目的や掲示方法などの確認も必要です。正確な情報はソフトバンクや代理店などの公式サイトをご確認ください。
ペッパーくんの生産終了を総括

ペッパーくんについては、ブランド全体を対象にした単一の公式な生産終了宣言は確認されていません。2020年夏ごろから製造が一時停止されたとされていますが、2021年の公式説明では、一時的な調整であり、販売、サービス、サポートを継続する方針が示されていました。
一方で、旧モデルが何も変わらず残っているわけでもありません。一般販売モデルは2019年4月16日に販売終了し、旧家庭向け契約や修理受付、問い合わせ窓口、アプリ・クラウドのサポートは2025年に段階的に終了しました。
法人・教育向けの一部モデルでは、クラウドそのものを一律に終了するのではなく、新しいシステムへの移行が行われています。さらに、旧法人サービスの一部はPepper+への統合が予定されています。
現在は、家庭向けのPepper for Home 2.0、教育向けのPepper for Education、法人向けのPepper+が展開されています。旧モデルの終息と、Pepperブランドの継続が同時に進んでいるというのが、いちばん正確な捉え方です。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| Pepper全体は生産終了したのか | 全面終了を示す単一の公式発表は確認されていない |
| 製造はいつ止まったのか | 2020年夏ごろから一時停止と説明されている |
| 一般販売モデルは買えるのか | 2019年4月16日に公式販売を終了している |
| 旧家庭向けモデルは修理できるのか | 旧家庭向けの正規修理受付は終了している |
| クラウドはすべて終了したのか | 旧家庭向けは終息し、法人・教育向けの一部は移行継続 |
| 家庭向けの後継はあるのか | Pepper for Home 2.0が現行サービス |
| 法人向けの後継はあるのか | Pepper+が提供され、旧サービスの統合が進められている |
ペッパーくんの生産終了を一言でまとめると、全面終了ではなく、旧モデルを段階的に終了しながら、家庭、教育、接客、介護などの用途別サービスへ再編された、となります。
すでに機体を持っている方は、本体の見た目だけで判断せず、契約名とサポート対象を確認してください。家庭向けと法人向けでは、修理、クラウド、アプリ、移行条件が異なります。
中古購入を検討している方は、クラウド利用の可否、所有権、アカウントの引き継ぎ、修理手段、バッテリー状態、輸送費まで含めて考えることが大切です。安く買えることより、目的どおりに使えることを優先しましょう。
これから家庭でPepperを利用したい方は、旧モデルの中古を探す方法と、保守を含むPepper for Home 2.0を契約する方法を比較してください。会話や学習目的なら、現行サービスの方がトラブルを減らしやすいかもしれません。
法人で導入したい方は、Pepper+を置くこと自体を目的にせず、接客、販促、受付、介護レクリエーションなど、解決したい課題を明確にしてください。導入前に小規模なテストを行い、利用者の反応と運用負担を確認するのがおすすめです。
最後に確認するポイントは、あなたが調べているPepperはどのモデルなのかです。一般販売モデル、旧Pepper for Home、Pepper for Home 2.0、法人向け、教育向けでは、同じ答えになりません。
料金、契約条件、修理対応、提供アプリ、サービス終了予定日は今後更新される可能性があります。申し込み、購入、売却、廃棄を行う直前に、最新の公式案内と契約書を確認してくださいね。
